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2019/07/24

【日本ユニシス】日本ユニシス 国内初、金融機関での外国送金の受付から対外決済までを 完全デジタル化し、受付時間を大幅に短縮! ~金融機関向け外国送金受付ワークフロー「SurFIN(サーフィン)」販売開始~

| by:ウェブ管理者
日本ユニシスは、金融機関で大きな事務負荷となっている外国送金受付時間を大幅に短縮可能とする、営業店タブレット受付システム「SurFIN」を月額利用型のSaaSサービスとして7月から販売開始します。

また、「SurFIN」の販売開始に合わせて、金融機関の外国送金事務のデジタル化を支援することを目的に、グローバル送金サービス世界最大手のウエスタンユニオン・グループのウエスタンユニオン・ビジネスソリューションズ・ジャパン株式会社(以下WUBS)と業務提携しました。「SurFIN」とWUBSの送金プラットフォームをAPI連携することで、外国送金の窓口受付から対外決済までをデジタル化し、STP処理(注)を実現する国内初のサービスを提供します。「SurFIN」とWUBSの送金プラットフォームの提供により、従来窓口で1時間程度かかっていた外国送金受付時間を半分以下に短縮し、金融機関にとってアンチ・マネー・ローンダリング(以下、AML)対応で必要になる、送金依頼内容や各種証跡書類の受付確認にかかる事務負荷を飛躍的に軽減します。

【背景とサービスの概要】
2019年中に予定されているFATF第4次対日相互審査を控え、金融庁は、「マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策に関するガイドライン」を公表し、金融機関における事務体制強化を求めています。金融機関では、顧客から送金目的を証明できる各種書類を取得し内容確認を行う必要があり、特に営業店受付時の応対や本部での 書類確認 などの事務負荷 増が大きな課題になっています。 一方で、今後政府は外国人就労者の受入れを拡大する方針としており、母国への仕送りなどの外国送金ニーズは今後も増大する見通しです。このため、金融機関における外国送金事務の効率化は、喫緊の課題となっています。

【「SurFIN」の 機能と導入効果】
従来、金融機関営業店 の外国送金受付で必要となっていた手書きでの依頼書に代わり、顧客自身がタブレット端末上で入力した内容をWUBSが提供する最新の外国送金プラットフォーム「WUMassPay」とAPI連携することで、そのまま対外決済まで処理完結できるサービスを提供します。金融機関にとっては、顧客への記入内容の説明やAML対応に必要な書類確認など、複雑化する外為事務に対応できる有スキル者の確保が大きな課題となっています。「SurFIN」の活用で 、「経験の量に左右されない、容易で正確な外国送金事務」を実現することができます。また 「SurFIN」は、勘定系システムや営業店端末との連携が不要なため、どの金融機関でも簡易に導入できるシステムです。

主な機能は以下の通りです

1.送金依頼者向け機能
・タブレット入力用Web画面
項目内容を分かりやすく表示し、誰でも簡単にソフトウエアキーボードで入力できる画面を提供します。書き間違いや読み取りにくい文字があった場合の修正や書き直しがなくなります。

・マルチ言語対応
項目内容やヘルプ文言を、日本語以外に英語や中国語等に切替えが可能です。外国人顧客に対する説明サポート負荷が軽減できます。

・各種証明書類のカメラ撮影保存
金融機関に提出が必要な身分証明書や送金目的の書類などは、タブレットのカメラで撮影し、依頼内容と合わせて「SurFIN」内に 保存し確認することができます。

2.金融機関向けワークフロー管理機能
・ステータス管理機能
送金依頼1件ごとに処理状況のステータス管理ができます。営業店での受付から本部での精査、また対外決済まで、ワークフロー形式で処理状況を画面から確認できます。

・WUBS送金連携機能
お客さまが入力した内容をもとにWUBSが提供する「WUMassPay」とAPI連携して海外送金決済処理を委託できます(100万円以上の決済処理にも対応可能)。なお、対外決済をWUBSへ委託するか、従来通りSWIFT(注2)発信するかは送金ごとに選択ができます。WUBSに委託する場合はWUBS内の処理状況(受付、処理中、処理完了)もAPIで情報取得できるため、「SurFIN」管理画面上で処理状況の確認ができます。また、WUBSでは厳格なAMLチェックや、各国ごとの規制に応じた内容確認を実施します。

・送金内容の電子保存機能
送金依頼内容と添付する各種証明書類は、「SurFIN」内でそのまま電子保存します。また、疑わしい取引の報告などの目的のため、必要に応じてデータを事後に検索やダウンロードすることもできます。

【今後の展開】日本ユニシスは、金融機関の外国為替および資金決済分野におけるICTソリューション提供で豊富な実績があります。今回のWUBSとの協業により、WUBSの持つ外国送金に関する知見とノウハウを活用して、「SurFIN」を各国の送金規則やAML規制などへの対応をサポートする外国送金プラットフォームに進化させていきます。また今後、5年間で50金融機関以上の受注を目指します。


原文はこちら
https://www.unisys.co.jp/news/nr_190724_surfin.pdf

15:02 | IT:一般
 

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