平成25年3月期 第1四半期決算短信
http://www.isid.co.jp/ir/pdf/201303q1_tanshin.pdf
(1)連結経営成績に関する定性的情報
当第1四半期連結累計期間(平成24年4月1日~平成24年6月30日)におけるわが国経済は、復興需要等を背景に緩やかに回復しつつあるものの、景気は依然として厳しい状況が継続しております。情報サービス産業におきましても、金融業や製造業のIT投資に持ち直しの兆しが見られ始めたものの、欧州の債務危機を巡る景気悪化リスクの高まりから、先行きは不透明に推移しております。
かかる状況の下、当社グループは、最優先課題として前期にスタートさせた3ヵ年の中期経営計画「ISID OpenInnovation 2013」の推進に取り組んでおります。この中期経営計画においては、「価値協創」をテーマに掲げ、お客様、電通グループ、その他のあらゆるパートナーとのコラボレーションを通じて時代を先取りした新しい価値を創出し、お客様や社会の課題解決に貢献することを目指しております。計画2年目となる当連結会計年度におきましても、競争優位性をさらに追求するため、継続してソフトウェア製品や新規サービスの研究開発を積極的に実施するほか、グローバルビジネスの拡大、クラウドソリューションの拡充・強化、顧客インサイトの深耕等により、売上高ならびに利益の拡大を図っております。また、当第1四半期連結会計期間において、非連結子会社であった株式会社アイエスアイディ・フェアネスを連結の範囲に含めることとしました。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は前年同期比増収の百万円(前年同期比%)とな
りました。当社グループが展開する4つの事業セグメントのうち、エンタープライズソリューション・エンジニアリング系セグメントは主要顧客向けの大型プロジェクト終了を要因に減収となったものの、金融ソリューションセグメント、エンタープライズソリューション・ビジネス系セグメント、コミュニケーションITセグメントが増収を牽引しました。
増収効果により、売上総利益は前年同期比増益の4,157百万円(前年同期比108.9%)となりました。前期に発生した大型の不採算案件は、当第1四半期連結会計期間中にすべて収束し、売上総利益率はほぼ前年同期並みとなりました。販売費及び一般管理費は、研究開発活動の拡大等により前年同期比増加の4,482百万円(前年同期比102.7%)となりましたが、売上総利益の増益により吸収し、営業損失は百万円(前年同期は百万円)、経常損失は百万円(前年同期は△464百万円)とそれぞれ前年同期に比べ損失が減少しました。
一方、四半期純損失につきましては、特別損失に固定資産除却損79百万円を計上したことに加え、前年同期は特別利益に投資有価証券売却益105百万円を計上していたことから、百万円(前年同期は百万円)と、前年同期に比べ若干減益となりました。
詳細
http://www.isid.co.jp/ir/pdf/201303q1_tanshin.pdf