IBM Securityは、クラウド・セキュリティーに影響を及ぼす主な課題と脅威を調査し、新しいクラウド・ツールの導入しやすさと導入スピードにより、セキュリティー・チームはツール利用のコントロールがより難しくなる場合があることを示す新しいデータを発表しました。IBMの調査データとケース・スタディ分析によると、ますますクラウド化が進むビジネスのセキュリティーを確保するために対処すべき主なリスク要因は、依然としてガバナンス、脆弱性、構成ミスなどのセキュリティー管理の基本的な課題です。また、過去1年間に発生したセキュリティー・インシデントのケース・スタディ分析により、サイバー犯罪者が、カスタマイズしたマルウェア、ランサムウェアなどでどのようにクラウド環境を標的にするかも明らかになりました。
IBM Institute for Business Value(IBV)とIBM X-Force Incident Response and Intelligence Services(IRIS)は、ハイブリッドなマルチクラウド環境に企業がすばやく適応しようとする中での新しいセキュリティーの現実を把握するために、クラウドでのセキュリティー業務に影響を及ぼすクラウド・セキュリティー特有の課題に加え、クラウド環境を標的にする主な脅威を調査しました。主な調査結果は次のとおりです。