金融&IT業界の情報サイト
 
 
 
取材レポート >> 記事詳細

2021/01/26

【楽天証券】変わりゆく世界、世界経済の行方と新しい投資戦略とは、「楽天証券 新春講演会2021」をオンラインで開催!

| by:ウェブ管理者


 2021年1月9日(土)、大手ネット証券の楽天証券は、「楽天証券新春講演会2021」変わりゆく世界 世界経済の行方と新しい投資戦略をオンラインで開催した。 

 2020年は英国のEU離脱、新型コロナウィルス(COVID-19)のアウトブレイク、米中対立激化、オリンピックの延期、国内首相交代に米国大統領選挙と、国内外様々な出来事があった中、身近な生活様式だけでなく、地政学、経済、社会、技術などのあらゆる分野で世界的規模の「新常態」が進んでいる。2021年の「新常態」の世界では、国際関係はどうなるのか、世界経済は復活を果たせるのか、投資家のとるべき戦略はなんなのか。登壇した慶應義塾大学名誉教授 竹中 平蔵氏、経済ジャーナリスト 財部 誠一氏をはじめとした豪華講師陣が、投資家へ貴重な情報を共有した。


 
なお、同社は例年、新春講演会をパシフィコ横浜で開催、昨年の来場者数は約4,500名であった。今年は、新型コロナウィルス感染拡大により、オンライン(ライブ配信)に切り替えて開催したところ、当日の参加者数は11,000名超となり、過去最高を記録した。


【挨拶】楠 雄治氏(楽天証券 代表取締役社長)


 進行を務めるフリーアナウンサー 叶内 文子さんの紹介で挨拶を行った楠氏は、セミナー視聴への御礼を述べた後、最近の投資部門別売買動向(個人・海外投資家)のグラフを基に市場動向を分析。また、口座数500万達成、オリコン顧客満足度ランキング1位となったこと、「iSPEED(for iPhone/Android)」が昨年春に米国株も扱えるようになったことで取引が急増したこと、および二要素認証のセキュリティ導入など、同社の最新の注目トピックスや取り組みについて紹介した。



【講演】変化するグローバル経済の展望と日本経済の行方竹中 平蔵氏(慶應義塾大学名誉教授


 竹中氏は、今回のセミナーが緊急事態宣言の直後で、前回同様に絶妙なタイミングでの登壇となったと切り出した後、コロナ患者の病床利用についても少々問題提起したいと語って講演をスタート。新型感染症の世界と日本の対応を比較しつつ、日本においてはパンデミックがデジタル(IT)とグリーン(環境)を急速に推進する結果に結びつくであろうと述べた。また、世界経済の概観などを解説後、2021年はコーシャス・オプティニズム(
注意深い楽観視)の姿勢で、悲観しすぎることなく、これからの経済を俯瞰していくことが大切であると述べた。




【講演】2021年 日本株投資戦略 窪田 真之氏(楽天証券経済研究所 チーフ・ストラテジスト)


 窪田氏は、序盤に内外の株式市場の動きやコロナを取り巻く環境について触れた後、構造改革を経た上での日本株の魅力、昭和と令和の成長ビジネスの違いについて解説した上で、2021年後半以降の投資戦略について語り、最後に参考銘柄も紹介して講演を終えた。



ランチタイム講演

 昼休憩の時間を利用して、楽天証券のスタッフからサービス紹介も行われた。

「2021年の投資に米国株」紙田 智弘氏(楽天証券 株式・デリバティブ事業部)

「なぜ、2021年は「CFD」と「らくオプ」が面白いのか?」吉田 哲(楽天証券経済研究所 コモディティアナリスト)




【特別企画①】「
日本・中国から見た変わりゆく世界~ニューノーマルはノーマルへ~


・財部 誠一氏(経済ジャーナリスト)
・加藤 嘉一氏(香港大学アジアグローバル研究所兼任准教授 楽天証券経済研究所客員研究員)


 2氏が、日本・中国からみた変わりゆく世界について、各国の足元の状況と、緊急事態宣言下での対応、ポストコロナ、ウィズコロナ時代の社会・企業について詳しく語り合った。



【特別企画②】厚切りジェイソン×吉木りさ新春対談

・厚切りジェイソン氏(お笑い芸人・IT企業役員)
・吉木りさ氏(タレント)

 投資経験者と初心者による賑やかな対談では、資産配分や運用について、吉木氏の疑問・質問に対してジェイソン氏がわかりやすく説明。時折コメンテーターとして、叶内さんも参加してコメントした。


【講演】2021年 米国経済・株式相場の見通し堀古 英司氏(ホリコ・キャピタル・マネジメントLLC プレジデント&CEO)

 堀古氏は視聴者から要望の多かったリセッション(景気後退局面)について持論を述べた後、各種の米国経済指標を用いて解説。2021年の投資戦略としてセクター別の見通しを交えながら、コロナ禍によって変化した経済と市場の展望について語った。

【サブセミナー】

 当日はメインセミナーの他に、サブセミナーも同時配信されたのでご紹介したい。



・トウシルLIVEセミナー「一生役立つ投資信託のツボ」
 篠田 尚子氏(楽天証券経済研究所 ファンドアナリスト)
・脱一本足打法のススメ!複数本保有で資産形成のステップアップについて考えよう
 吉岡 千絵氏(三菱UFJ国際投信 お客さまサポート部 マネジャー)
・『もう失敗したくない資産運用』ブレない、自信がもてるテクニックをズバリ解説する25分!
 髙塚 大弘氏(フィナンシャルクリエイト 代表取締役 東海大学政治経済学部外部講師(21年非常勤予定))
・ファンドアナリスト直伝、投資信託の賢い銘柄選び
 吉井 崇裕氏(楽天証券経済研究所 ファンド・アナリスト)



・メガトレンド!?不可逆的な構造変化を捉える厳選ファンドのご紹介
 取越 達哉氏(大和アセットマネジメント 金融法人第四部)
・「投資のソムリエ」とコロナショック~大きな損失を避けながら、長期的な成長をめざす!~
 伊藤 実奈子氏(アセットマネジメントOne 投資信託営業本部 投資信託プロモーショングループ 部長)
・歴戦のファンドマネージャーとストラテジストが徹底解説する「iTrust日本株式」とは?
 鈴木 毅氏(ピクテ投信投資顧問 日本株運用部長)
 糸島 孝俊氏(ピクテ投信投資顧問 ストラテジスト)
・ホンネのテック株投資ー世界のテック株をホンネで語る40分ー
 今中 能夫氏(楽天証券経済研究所 チーフアナリスト)



・2021年の相場展望と実践的トレード技術
 石原 順氏(現役ファンドマネージャー)
・貯めたら殖やす!「ポイ活」のすすめ~楽天お得術とポイント投資のご紹介~
 松﨑 裕美氏(楽天証券 広報)

 こうして楽天証券 新春講演会2021は無事に閉会した。チャットでの問合せ、講演資料や注目の投資情報資料のダウンロードなども可能な他、登録者限定ながらオンデマンド配信も現在行われている。

 2021年1月時点での預りが、前年同月比約45%増となり大台の10兆円を突破した楽天証券。楠 雄治氏(楽天証券 代表取締役社長)は年頭挨拶で、政府の主導するペーパーレスやハンコレス化などを通じ、オンライン活用がますます進展することが予想される中、オンラインを有効活用しつつ、オフラインを含めたサービス全般のレベルアップを図っていくと語るなど、新たなサービス展開と併せて同社の今後の取り組みが注目される。

(取材、撮影、記事、編集・制作:メディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ










11:37 | 取材:投資家向け

【免責事項】
サイト掲載情報の正確性、および完全性については最善を尽くしておりますが、その内容を保証するものではございません。また利用者が当サイト、およびサイトに関連するコンテンツ、リンク先サイトにおける一切のサービス等を利用されたことに起因、または関連して生じた一切の損害(間接的、直接的を問わず)について、当社、当サイト、投稿者および情報提供者は一切の責任を負いません。

Copyright © 2010- GoodWay Inc. All rights reserved.