株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)は住友生命保険相互会社(以下:住友生命)とともに、AIを活用して保険業界における従業員の生産性向上を実現するための仮想知的デジタル・ワーカー「デジタル従業員注1」を活用した実証実験を実施しました。本件はNTTデータが運営するHealth Data Bank®共創実証ラボ注2(以下:HDB共創ラボ)における共創の取り組みです。 本実証実験では、住友生命のVitalityスマートの販売において、生成AIを活用した営業活動の効果を検証するものです。HDB共創ラボに所属する検証参加者の健康データ及び嗜好性データを活用し、デジタル従業員が個々人に最適化された商品加入案内メール注3を送付し、その効果を検証しました。結果として、デジタル従業員が営業職員に代わって読み手が違和感を覚えないメールを作成し、送付できることを確認しました。一方で、読み手への訴求力という点では課題を抽出しています。 今後もこれらの取り組みを継続して顧客ひとりひとりによりフィットする営業活動の高度化と生産性の向上の両方を実現し、保険会社の業務における生成AIの有機的な活用を目指します。