金融活動作業部会(以下、FATF)は、令和7年(2025年)6月18日、「Payment Transparencyに関するFATF勧告16の改訂」(原題:FATF updates Standards on Recommendation 16 on Payment Transparency)を公表しました。
今回の改訂は、新たな技術の登場等による決済市場構造の変化を踏まえ、"Payment Transparency” (ペイメントの透明性) に関するFATF勧告16が"technology neutral” (技術中立的)となり、"same activity, same risk, same rules” (同じ活動・同じリスクには同じ規制を適用する)の原則に則ることを目的として進められてきたものです。また、安全及びセキュリティを維持しつつ、クロスボーダー送金をより迅速で、より安価で、透明性の高い、包摂的なものとするG20ロードマップの優先アクションの一部にも対応しています。