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2022/08/29

【SCSK】SCSKとFEATURESPACE 社が国内初の代理店契約を締結 ~クレジット・金融決済サービスにおける不正利用抑止の精度を70%以上向上~

| by:ウェブ管理者
SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 執行役員 社長 最高執行責任者:當麻 隆昭、以下 SCSK)は、英国の FEATURESPACE LIMITED(以下 FEATURESPACE 社)と金融決済サービス提供企業向けの先進 AI を利用した不正利用検知システム「ARIC Risk Hub(アーリック リスク ハブ)」の日本国内初となる販売代理店契約を2022年5月31日に締結し、2022 年 9 月 1 日からサービス提供を開始します。
2021 年度に実施したカード会社様での実証実験(PoC)において、小口取引から大口取引まで幅広く不正利用を抑止し、SCSKが提供する不正検知システム「CARDSavior」のスコアリングエンジンと比較し、不正利用抑止の精度が 70%以上向上しました。
今後、「CARDSavior」と「ARIC Risk Hub」を連携させ、より高精度なクレジット・金融決済サービスの不正利用検知サービスを提供してまいります。
国内で多様化する決済サービス企業への提供を目指し、今後 3 年間で 20 社での採用を目指します

1.背景
令和2年度改正割賦販売法の施行に伴い、金融決済サービスに新規参入する企業が増加しています。また、経済産業省が公表した「キャッシュレス・ビジョン」では、日本のキャッシュレス支払額が 2010 年の約 40 兆円から2020 年は 90 兆円に拡大しており、今後さらなる決済サービスの市場拡大が見込まれます。市場の拡大に伴い、悪意を持った第三者によるサービスの不正利用も増加すると予想されます。また、巧妙化する不正利用に対し、検知精度の可及的速やかに向上させることが不可欠と考え、未知の手口での不正利用を検知する技術に強みを持つ FEATURESPACE 社との代理店契約締結に至りました。

2.「ARIC Risk Hub」の機能と特長
「ARIC Risk Hub」は、FEATURESPACE 社が独自に発明した Adaptive Behavioral Analytics(適応行動分析)と Automated Deep Behavioral Networks (自動化された深層行動ネットワーク)を使用して、異常な行動を認識するように設計された機械学習プラットフォームです。
「ARIC Risk Hub」は、すでに把握されている詐欺や悪用のパターンに反応する製品とは異なり、個々の顧客単位で通常行っている真正の行動形態を迅速に学習することで普段行わない異常行動を検知します。詐欺、マネーロンダリング、およびあらゆる金融犯罪の事例をより正確に、従来の不正検知システムよりも高精度な不正利用の抑止と低い誤検知率を実現します。
また、新型コロナウイルスの流行などによりキャッシュレス決済が拡大し、非対面での商品購買が拡大するなど、顧客の行動が急速かつ大きく変化したとしても、リスクスコアと誤検知率が安定するようにリアルタイムで自動的に補正が行われます。


原文はこちら
https://www.scsk.jp/news/2022/pdf/20220829.pdf

15:02 | IT:一般
 

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