ダイヤモンドエージェンシーの第三者割当増資引受け(子会社化)及び新事業の開始に関するお知らせ
http://www.fisco.co.jp/corporate/pdf/IR_20120907_1.pdf
当社は、平成24 年9月7日開催の取締役会において、株式会社ダイヤモンドエージェンシー(以下「DAC」といいます。)が実施する第三者割当増資を引受け、当社の連結子会社(特定子会社)とすること、及び当社の新セグメントとして広告代理業を新たに開始することを決議いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
1.異動の理由及び事業開始の主旨
(1) 異動の理由
当社は平成24 年8月に当社の顧客ネットワークを介して紹介を受けたDAC より事業資金支援の要請を受け、その要請に機動的に対応するため、同社が発行する私募債総額3,000万円を引き受けました。また同社は、財政状態を抜本的に改善するためには、第三者割当による増資が必要と判断し、当社に対し第三者割当増資の引受要請があり、当社で検討してまいりました。本日開催の取締役会にて、同社が実施する第三者割当増資を、私募債を資本に転換(デット・エクイティ・スワップ)する方法により引受けることを決議し、DACと株式引受契約を締結いたしました。これに伴い、当社は同社の議決権の94.9%を保有し、連結子会社化することといたしました。
(2) 事業開始の主旨
DAC は、市場・消費者調査、広告・販売促進のための戦略立案、メディアバイイング、クリエイティブ、WEB 企画・コンテンツ制作・運営、データベース管理等のサービスを提供する総合広告代理店事業を展開しております。しかしながら、広告業界におけるマス媒体からインターネット媒体への戦略メディアのシフトなどの影響を受け、同社の売上高は減少傾向にあり、成長に向けての新たな戦略展開を模索しておりました。そのような状況のもと、8月にDAC からの資金供給の依頼を受け、各種調査を実施し回収可能性を充分に検討し私募債総額3,000 万円を引き受け、さらにデューデリジェンスを実施して同社の今後の成長可能性について検討してまいりました。当社は、私募債を株式に転換することにより、DAC が株式会社ダイヤモンド社、株式会社日本経済新聞社等大手新聞社やビジネス系媒体社など多数のメディアに取引口座を確保していることから、当社の金融情報サービスとのシナジーを創出することが可能であること、さらに当社の情報サービス事業の重要な事業である「企業調査レポート」を拡大することが可能であること、また、同社では、「メディア開発」「経営者ネットワーク事業の発足」「日中相互間コミュニケーション開発」を切り口に中国マーケットをターゲットとした事業を推し進めており、中でも「メディア開発」では、すでに訪日中国人観光客向けクーポン誌を5万部発行し、中国人ツーリストに利用実績があることなどから、当社グループの中国ネットワークを活用することによって新たな事業展開を生み出せるという潜在的な成長可能性をもっているなどの要素から、事業面でのシナジー効果が大きく見込めると判断し、本第三者割当てによる増資を引受けることといたしました。
今後は、当社グループ各社の経営資源を最大限に活用して、DAC の事業サポートを強力に支援するとともに、DAC を当社の広告戦略の基点としてシナジー効果を創出してまいります。なお、当社の新セグメントとして「広告代理業」を設置いたします。
詳細
http://www.fisco.co.jp/corporate/pdf/IR_20120907_1.pdf