クラウドビジネスの推進でEMCジャパンと協業
http://www.iij.ad.jp/news/pressrelease/2012/0719.html
株式会社インターネットイニシアティブ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木 幸一、コード番号:3774 東証第一部、以下IIJ)は、クラウドサービス事業の拡大に向けてEMCジャパン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:山野 修、以下EMCジャパン)と協業し、同社が国内で新たに開始する「EMC Velocityサービス・プロバイダ・パートナー・プログラム」の第一号パートナーとして、本日付で契約を締結したことを発表いたします。
本協業により両者は、EMCのストレージ製品とIIJのクラウドサービス「IIJ GIOサービスblank」を連携させた新たなソリューションの開発や共同マーケティング活動を通じて、お互いの既存法人顧客へのクラウドサービス導入支援および新規顧客の開拓を進めてまいります。主な協業内容は、以下のとおりです。
EMCジャパンの既存のお客様に対するIIJ GIOを活用したハイブリッドクラウド(※1)の構築支援
EMCストレージ製品とIIJ GIOサービスを連携させた事業継続(BCP)ソリューションの開発、提供
共同での営業活動およびキャンペーン等のマーケティング活動による新規市場の開拓
昨今、企業の情報システム基盤としてクラウドサービスの利用が進んでおり、IIJ GIOもすでに1,100以上のシステムで導入されています。その導入事例の多くは、パブリッククラウドに加え、社内システムを構築するためのプライベートクラウド基盤として利用されているのが現状です。IIJでは、そのようなプライベートクラウドのニーズに応えるため、企業の情報システムで利用されている仮想化技術として圧倒的なシェアをもつVMwareとEMCのストレージ製品に対応したクラウドサービス「「IIJ GIO仮想化プラットフォーム VWシリーズblank」を、本年8月より提供開始する予定です。(※2)本サービスは、従来のクラウドサービスに比べ、仮想基盤上のOSやアプリケーションをお客様が自由に設計、構築できるため、業務環境や要件に合わせたシステムをクラウド上に容易に構築でき、いわゆる「持たないプライベートクラウド」を実現します。
今回の協業により、例えばEMCジャパンのお客様に、事業継続を目的とした既存システムのバックアップとして本サービスを利用いただくなど、お客様の自社所有(オンプレミス)のシステム環境とIIJ GIOクラウド環境を連携させたハイブリッドクラウドのニーズに応えてまいります。
IIJとEMCジャパンは、IIJの信頼性の高いクラウドサービスとEMCの高性能なストレージ製品の強みを活かし、今後もエンタープライズシステムに求められる様々な要件に応える付加価値の高いソリューションを提供してまいります。
(※1) ハイブリッドクラウド:プライベートクラウドとパブリッククラウドを組み合わせたシステム。オンプレミスとクラウドを特性に応じて使い分けることで、コスト効率と柔軟性の両立など、メリットを最大限に引き出す運用形態。
(※2) IIJ GIO仮想化プラットフォーム VWシリーズの詳細については、2012年5月23日発表資料をご参照ください。
http://www.iij.ad.jp/news/pressrelease/2012/0523.html
なお、今回の発表について、EMCジャパンより以下のエンドースメントをいただいております。
EMCジャパン株式会社
EMCジャパンは、IIJが国内での「EMC Velocityサービス・プロバイダ・パートナー・プログラム」の第一号パートナーとなったことを心より歓迎いたします。当社が提供するユニファイド・ストレージがもつ最先端の機能や高い信頼性、コストパフォーマンスの高さと、IIJ GIOの柔軟かつセキュアなクラウド環境が、お客様に価値あるIT基盤を提供するものと確信しております。
また、このたびの協業により、当社の提供する製品およびIIJの提供するクラウドサービス「IIJ GIOサービス」を通して、IIJと共に、お客様が求める最適なクラウド環境構築を支援してまいります。