[米国マサチューセッツ州ケンブリッジ - 2019年7月23日(現地時間)発]IBM(NYSE:IBM) IBM セキュリティーは本日、情報漏えいが組織に及ぼす経済的影響について調査した年次調査の結果を発表しました。そのレポートによると、1回の情報漏えいに伴うコストは過去5年間で12%上昇し1、現在では平均392万ドルに達しています。このように費用が上昇しているのは、漏えいの経済的影響が複数年にわたることや、規制が強化されていること、犯罪者の攻撃を解決するためのプロセスが複雑になっていることなどの表れです2。
IBM X-Force Incident Response and Intelligence Servicesのグローバル・リードを務めるウェンディ・ウィットモア(Wendi Whitmore)は次のように述べています。「サイバー犯罪者にとって、サイバー犯罪は大金の獲得を意味します。これを裏返して言えば、残念ながら企業にとっては著しい損失になるということです。組織は過去3年間だけでも117億件を超える情報の流出・窃取に直面しています。そのため企業は、情報漏えいが最終損益に及ぼす可能性のある経済的影響について全般的に認識し、そうしたコストの削減方法に注力する必要があります」