Russell/Nomura Total Marketインデックスは除外35銘柄、組入れ140銘柄野村證券とFTSE Russell Indexesはこのたび、Russell/Nomura日本株インデックス・シリーズの定期銘柄入替を行いました。今回の入替で、全上場銘柄の時価総額(浮動株調整済み)の98%をカバーするRussell/Nomura Total Marketインデックスの構成銘柄数は1,500銘柄となりました。構成銘柄の詳細は、野村證券金融工学研究センターのウェブサイト(http://qr.nomura.co.jp/jp/index.html)をご覧ください。
今回の入替により、Russell/Nomura Total Marketインデックスは35銘柄が除外され、140銘柄が組入れられて構成銘柄数は1,500銘柄となりました。同インデックスの全体の時価総額は約334.8兆円で、入替前から約0.9%増加しました(2016年10月14日時点。時価総額は浮動株調整済み)。
スタイル別インデックスでは、Russell/Nomura Total Marketインデックスの時価総額の上位85%から構成されるLarge Capインデックスの構成銘柄数は350銘柄で、2015年年次入替時点の構成銘柄数から増減はありません。一方でRussell/Nomura Total Marketインデックスの時価総額の下位15%で構成されるSmall Capインデックスの構成銘柄は1,150銘柄となり、Small Capインデックスにおいて銘柄数が増加しました(図表1)。
バリュー、グロースインデックスは、Total Valueインデックスの構成銘柄は65銘柄が除外され173銘柄が組入れ、Total Growthインデックスの構成銘柄は111銘柄が除外され155銘柄が組入れられました。その結果、時価総額回転率はTotal Valueインデックスが14.7%、Total Growthインデックスが13.2%となりました(図表2)。前回の年次入替と比較してTotal Valueインデックスの回転率はやや上昇しましたが、上昇の程度は過去5年間の平均的な水準を大きく逸脱するものではありませんでした。業種別で見ますと、「陸運業」、「輸送用機器」、「不動産業」セクターでバリューへの比重の増加が大きく、また、グロースへの比重が増加したセクターは「電気機器」、「医薬品」、「情報・通信業」でした(図表3)。Small Cap インデックスでは傾向が異なり、「小売業」や「銀行業」セクターでバリューへの比重が増加、「サービス業」セクターでグロースへの比重が増加しました。