金融&IT業界の情報サイト
 
 
 
取材レポート >> 記事詳細

2022/01/19

【楽天証券】新時代へ発進!未来を生き抜く投資戦略「2022楽天証券新春講演会」をオンラインで開催!

| by:ウェブ管理者

 2022年1月8日(土)、大手ネット証券の楽天証券は、「2022楽天証券新春講演会 新時代へ発進!未来を生き抜く投資戦略」をオンラインで開催した。 

 内閣総理大臣の交代や米中対立、中国恒大集団の経営危機など国内外の情勢が日々揺れ動き、先行きが見通せない状況が続く中で、投資家はどのような投資戦略をとるべきなのか。今回の新春講演会では、終日にわたる講演で各分野で活躍する著名な講師陣が今後の投資戦略の糧となる情報を提供した。


【挨拶】楠 雄治氏(楽天証券 代表取締役社長)

 進行を務めるフリーアナウンサー 叶内 文子さんの紹介で挨拶を行った楠氏は、セミナー視聴への御礼を述べた後、最近の投資部門別売買動向(個人・海外投資家)のグラフを基に市場動向を分析。現況や新しいサービスについては、口座数が2021年だけで200万口座増加し、12月に700万口座を突破したことに加えて、預り資産も15兆円を超えてきたことを紹介。また、2022年オリコン顧客満足度ランキング ネット証券部門での2年連続総合1位を受賞、投資信託積立への米国株の追加IFA(独立系資産運用アドバイザー)サービスについても触れた上で、今日の講演を聴きながら今年1年の投資戦略を考察いただけたらと開会挨拶で述べた。

メインセミナー




【講演】「激動の世界経済と日本経済の展望」 竹中 平蔵氏(慶應義塾大学 名誉教授)

 竹中氏は講演で、新年を展望する上でのポイントとして、新型コロナ問題がどのように推移していき、それにどのように対応していくのか。もう一つは政治および政策がどうなっていくか、この二つに焦点を当てて見ていく必要があるとして、世界の政治日程や経済見通しの資料を基に2022年の国際情勢のポイントを解説後、今後の国内動向のカギを握るコロナ問題と政治・政策について、学者・研究者の切り口から詳しく状況を分析した。


【講演】「2022年 日本株投資戦略」窪田 真之氏(楽天証券経済研究所 チーフ・ストラテジスト)

 窪田氏は直近の内外マーケットの概観について解説しながら、2022年の日経平均および2025年までの長期にわたる見通しを共有し、講演終盤ではNISAで買える高配当株についても解説した。

【講演】「モーリーがみる海外情勢とこれからの日本」
 モーリー・ロバートソン氏(国際ジャーナリスト)

 また、ロバートソン氏はカザフスタン情勢を中心に、いま世界で起きていることのアウトラインと日本への影響について語り、先進国で民主国に住む日本としての心構えにも触れて講演を終えた。


【ランチタイムセミナー】

「老後の資金ってどうなってるの?老後資金の問題とその対策」

 ランチタイムを利用し、篠田 尚子氏(楽天証券経済研究所 ファンドアナリスト)と、高齢化と介護、住宅の老朽化などの社会問題や、現実に在り得たかもしれない世界を題材にした小説で知られる垣谷 美雨氏(小説家)が、対談形式で老後資金の対策などについて語り合った。

「個人投資家が選ぶ2021年儲かった株と2022年の注目株」

 また、岡村 友哉氏(金融ジャーナリスト)と武田 成央氏(楽天証券 カスタマーエクスペリエンス部 マネージャー 兼 トウシル編集長)が、個人投資家が選んだ2021年の成績優良株BSET30や2022年の注目株BSET30についての情報を共有した。


【講演】「-新時代を迎える-どうする日本 もっと走れ!」丹羽 宇一郎氏(伊藤忠商事 名誉理事、元中国大使)

 丹羽氏は講演で大局的な視点からの見方として、コロナに見るように今後10年間で人間以外のものが原因となる様々な危機的な事象がさらに発生することで、地球や日本は大変な時代に遭遇するという考え方が新時代という言葉の骨子になると述べ、自然破壊を続けてきた人類に対して地球が反逆の狼煙を上げるのはそう遠いことではないだろうと強く警鐘を鳴らした。日本としてそれに対応するためには、将来の労働者の中核をなす、1990年代後半から2010年の間に生まれたジェネレーションZの世代が一刻も早く海外に出て、世界の科学者と共同して地球の動きに対して対応していかないと、日本は地球の反乱に対抗することはできないだろうと述べると共に、もはや日本一国の力だけで対応することは難しく、決断力、実行力が伴ったアニマルスピリッツの精神で、政・官・民が取組んでいくことが重要だと講演で語った。


【パネルディスカッション】「日本・米国・中国、新時代の世界経済~プロ×プロだからこそ話せる本音」

 オンライン参加の堀古 英司氏(ホリコ・キャピタル・マネジメントLLC プレジデント&CEO)、中国のスペシャリスト、加藤 嘉一氏(楽天証券経済研究所 客員研究員、トランス・パシフィック・グループ 所長)、分析・戦略に定評がある田中 泰輔氏(田中泰輔リサーチ 代表、楽天証券経済研究所 客員研究員)のパネルでは、日米中新時代の経済や安全保障などの国際情勢について、プロならではの視点で掘り下げた議論が行われた。


【講演】「2022年 米国経済・株式相場の見通し」堀古 英司氏(ホリコ・キャピタル・マネジメントLLC プレジデント&CEO)

 堀古氏は株式の行方に影響を与える最も大きな要因として挙げられる長期金利の動向、リスクプレミアム、成長率の3つの内、今回は長期金利とリスクプレミアム中心に、且つ一般とは別の角度からの見方に基づいた情報を共有したいとして、様々なデータや資料を基に、マーケットと対峙する際のポイントや米国経済・株式相場の見通しなどについて解説した。

サブセミナー


 当日はメインセミナーの他に、サブセミナーも同時配信されたのでご紹介したい。


・「富裕層の流儀~元外資系プライベートバンカーが見た資産運用の秘訣~」
 山口 聰氏(ペレグリン・ウェルス・サービシズ 代表取締役)
・「全世界株vs米国株~S&P500指数に死角はあるか?~」
 吉岡 千絵氏(三菱UFJ国際投信 お客さまサポート部 マネジャー)
・「2022年の注目テーマ~「米中対立」の先にある新たな成長分野とは?~」
 村井 利行氏(三井住友DSアセットマネジメント 運用部 プロダクトスペシャリスト)
・「本邦初!世界中のプロも注目するウォルター・スコットの世界株式運用戦略とは!?」
 松原 浩之氏(大和アセットマネジメント 金融法人第四部長)
・「2022年は米株積立&ポイント投資で資産をふやそう!」
 紙田 智弘氏(楽天証券 株式・デリバティブ事業部)


・「『FX投資2022』-米中間選挙を控えたFX市場を読み解く-」 石原 順氏(現役ファンドマネージャー)× 大里 希世氏(経済レポーター)


・「2022年のテック株投資ーメタバース、半導体、IT、EVなど、アメリカ株中心に徹底解説ー」
今中 能夫氏(
楽天証券経済研究所 チーフアナリスト)
・「今年から始める!守りの運用」
宮﨑 玲子氏(アセットマネジメントOne 投資信託営業企画グループ マネジャー」
・「長期投資家のための賢い仕組み「投信だからこそ」シリーズのご紹介」
奥村 崇氏(日興アセットマネジメント 資産運用サポート部 アドバイザー」
・「テーマ株式アクティブ運用 世界1位のピクテが考えるメガトレンドを捉えた資産運用とは?」
早澤 秀剛氏(ピクテ投信投資顧問 運用商品本部 プロダクトマネジメント部 商品開発チーム プロダクト・オフィサー)
・「資産形成をこれから始められる方も、既に始められている方も必見!楽天証券のロボアドサービス「らくらく投資」のご紹介」
増満 彩氏(
楽天証券 アセットビジネス事業部)

 こうして楽天証券 新春講演会2022は無事に閉会。楠氏が開会挨拶で紹介した口座数や預かり資産の順調な伸びに加え、直近でも基盤強化を目的とした株主割当増資による資金調達、楽天銀行×楽天証券口座連携サービス「マネーブリッジ」預金残高の4兆円突破、国内主要証券初となるポイントで米国株式の購入が可能にするサービスなど、矢継ぎ早に新施策やサービスを打ち出して投資家の利便性向上に邁進する楽天証券の今後のサービス展開に引き続き注目したい。

(写真、取材、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部@株式会社グッドウェイ )





00:00 | 取材:投資家向け

【免責事項】
サイト掲載情報の正確性、および完全性については最善を尽くしておりますが、その内容を保証するものではございません。また利用者が当サイト、およびサイトに関連するコンテンツ、リンク先サイトにおける一切のサービス等を利用されたことに起因、または関連して生じた一切の損害(間接的、直接的を問わず)について、当社、当サイト、投稿者および情報提供者は一切の責任を負いません。

Copyright © 2010- GoodWay Inc. All rights reserved.