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2020/12/01

【Basset】暗号資産リスク評価のBasset、サービス対象をDeFiにも拡大

| by:ウェブ管理者
暗号資産ブロックチェーンのデータ分析サービスを提供する株式会社Bassetは、DeFi (分散型金融) 業界へのサービスを開始し、Ethereum上で稼働するスマートコントラクトに対しリスク分析のためのオラクルを提供いたします。これにより分散型アプリケーションの構築を目指すスタートアップ企業や個人開発者は、多岐にわたる金融リスク情報が利用できるようになります。

金融データ分析アルゴリズムを提供する RegTech 企業の株式会社 Basset は、データ分析サービスの提供対象を DeFi (分散型金融) 業界へと拡大することを目指し、既存の Web アプリケーション等に加えて、暗号資産ブロックチェーン上で稼働するスマート コントラクトに対しても、リスク分析 API を提供することといたしました。Basset は、2020 年 10 月に暗号資産 Ethereum を分析対象として追加したことを発表したばかりですが、急拡大する分散プラットフォーム経済圏を支援するため、サービス体系および価格設定の双方から、FinTech 分野の新たなテクノロジーにさらに積極的に投資しています。

新たな金融トレンドである DeFi は、暗号資産ブロックチェーン上で動作するスマート コントラクトと呼ばれるプログラム実行の仕組みを活用して、取引や融資、保険などの伝統的な金融サービスを、暗号資産を用いた分散プラットフォーム上に移植する取り組みです。DeFi 業界全体では、過去 1 年間に取引量およびアクティブ ユーザー数が 2 倍以上に増加しており、その勢いはここ数ヶ月で更に加速しています。

Basset は、このような新たな分散金融アプリケーションが急増している状況において、ブロックチェーン サービス開発者に対してリスク情報の提供を行う API を提供いたします。これにより開発された自律的なサービスから、利用者に関するあらゆる金融リスクを適切に管理できるようになります。具体的には、本 API を通じて次のようなリスクに関する情報が得られます。

・取引所へのサイバー攻撃から不当に得られた資金や犯罪収益に関連するものでないかといった観点から、利用者の資産の透明性を評価する AML/CFT (資金洗浄およびテロ資金供与への対策) リスク
・利用者の過去の取引行動から、ローンがデフォルトする可能性を示唆するようなパターンを判別することで得られる、暗号資産融資の際の信用リスク

本 API 提供の背景として、既存のリスク スコア ソリューションの多くが、従来の中央管理型システムのみを対象として REST API を提供するのにとどまっていたことが挙げられます。DeFi のようなブロックチェーン アプリケーションからは、これらの従来型 API を利用することができませんでした。Basset は、オラクルと呼ばれるブロックチェーン アプリケーションに対する情報伝達のメカニズムを活用し、DeFi からも高度なデータ分析 API を利用できるようにすることを目指しています。


原文はこちら
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000047203.html

16:05 | IT:一般
 

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