金融&IT業界の情報サイト
 
 
 
写真レポート >> 記事詳細

2020/11/25

【ちいきん会/金融庁 地域課題解決支援チーム】地方創生応援企画、ちいきん会スピンオフ「霞が関ダイアログ ONLINE 2 Days」開催!

| by:サイト管理者


 2020年11月11日(水)、11月18日(水)、ちいきん会 と 金融庁 地域課題解決支援チームは、地方創生応援企画、ちいきん会 スピンオフ「霞が関ダイアログ ONLINE 2 Days」をした。

 霞が関ダイアログは、各省庁と協力し、地域金融機関、自治体の熱い想いを持つ職員有志と各省庁の実務担当者とをつなぎ、ダイアログ(対話)を通じて各省庁の施策の理解を深め、施策浸透の促進を図る取組みとして開催。第1回開催(2020年1月)第2回開催(2020年8月)に続き、今回で3回目の開催となる。



 Day1では、地方の情報として「地方創生に資する金融機関等の特徴的な取組事例」から横展開が可能な事例を選択して紹介。



 ちいきん会は、熱い想いを持つ自治体職員・金融機関職員同士がありのままに語り合える出会いの場として全国でつながり、地域課題解決を目指すコミュニティ。



 会場では出演者や関係者がオンライン開催に向けて準備。この日の運営は、金融庁 地域課題解決支援チームメンバーが担当。



 オープニングは、和田 良隆さん(金融庁 監督局銀行第二課 協同組織金融室長)、菅野 大志さん(ちいきん会 主宰者、金融庁 地域課題解決支援チーム 代表)が出演。中央省庁の政策や各地域金融機関の好事例を地方で頑張っている地域金融機関の現場の方々に広く届け、共有すべく、Day1では、まち・ひと・しごと創生本部事務局が毎年表彰している「地方創生に資する金融機関等の特徴的な取組事例」より横展開が可能な事例が紹介された。



 開会挨拶は、赤澤 亮正さん(内閣府 副大臣 衆議院議員、新型コロナウイルス感染症対策、防災、国土強靭化、金融、経済財政等を担当)が出演。自身の地元の鳥取県の好事例の共有をはじめ、この日を楽しみにしてきたとした。「地域を引き受ける」という意識で各地の財務局の協力のもと、金融庁 地域課題解決支援チームがつなぎ役となりダイアログを開催し、福島県、石川県、熊本県などで具体的な地域課題解決に向けた地域金融機関と支援機関の取組みを嬉しく思うとし、地域に熱を与え全国各地で連携の花が咲くことに期待していると語った。



 続いての挨拶は、澤飯 敦さん(内閣官房 まち・ひと・しごと創生本部事務局 内閣参事官)が出演。お礼の言葉と共に、毎年1,000を超える事例をリサーチし約35事例を選び、表彰する制度から選りすぐりの4事例について紹介。地方創生で大切だと思うポイントとして、いかに遠いものをつなげていくか、時間軸を持って考えていくかが重要だとし、地域の情報やネットワーク、知見を持つ地域金融機関の取組みへの期待の言葉を述べた。



 「公民連携コミュニティ複合施設「隼Lab.」」では、米村 昇悟さん(シーセブンハヤブサ マネージャー:鳥取銀行から出向)が出演。「隼Lab.」の目指す姿、銀行の果たす役割について解説した。

 「事業性評価を活用した多様な人材確保支援(山口フィナンシャルグループ)」では、松浦 裕志さん(YMキャリア 代表取締役)が出演。副業人材紹介の成功事例や今後の展望について解説した。



 「産学金連携プラットフォーム「顧客企業とともに価値を創造する地域金融機関」(山形大学 × 荘内銀行 × 米沢信用金庫)」では、小野 浩幸さん(山形大学 大学院理工学研究科 ものづくり技術経営学専攻 専攻長 教授 博士(学術)、山形大学地域価値創成学研究所 所長、コワーキングスペース C&Cひがしね チーフプロデューサー)が出演。山形地域産学金連携プラットフォーム(Y-Plat)の企業支援フロー、山形地域の金融機関の企業支援の特徴、求められるこれからの地域金融機関像について解説した。

 「地域の創業エコシステム形成への取組」では、秋山 直輝さん(中国銀行 ソリューション営業部 法人コンサルティンググループ 調査役)、井上 浄さん(リバネス 代表取締役副社長 CTO、慶應義塾大学 客員教授、熊本大学 先端薬学教授 博士(薬学) 薬剤師)が出演。岡山イノベーションプロジェクト岡山テックプランターの取組みについて解説した。



 それぞれの説明後、関心のあるテーマに分かれ、テーマ毎のグループディスカッション(20分 × 2回)が行われた。



 ◎日下 智晴さん(金融庁 地域課題解決支援室長)よりイベントの告知が行われた。



 ◎渡邉 隆司さん(九州財務局)よりイベントの告知が行われた。

 ◎寺西 康博さん(テラロック 主宰者、四国財務局)よりイベントの告知が行われた。
  【告知】第6回 テラロック(2020年12月9日(水)開催)
  【告知】スタキン(コラボイベント:起業家コミュニティー STARTUP KINGDOM)(2020年12月19日(土)開催)



 Day2では、各省庁の施策として「中小企業のデジタル化支援」、「飲食店の仕入れ支援」、「自治体財政支援」、「金融支援」を選択して紹介。



 会場では出演者や関係者がオンライン開催に向けて準備。この日の運営も、金融庁 地域課題解決支援チームメンバーが担当。



 「中小機構のIT・デジタル化支援事業」では、中島 康明さん(中小企業基盤整備機構 経営支援部長(兼)経営支援部ハンズオン支援統括室長(兼)企画部 生産性革命推進事業室 副室長 中小企業診断士)、氏家 永史さん(中小企業基盤整備機構 経営支援部 連携支援課 主任(兼)企画部 生産性革命推進事業室 主任 中小企業診断士)が出演。「IT戦略ナビ」、「IT経営簡易診断」、「ここからアプリ」、「支援者のためのサポートブック動画)」、中小企業デジタル化応援隊事業について解説した。



 「コロナ禍で影響を受けている農林水産物の販売促進支援策」では、竹内 麻里奈さん(農林水産省 大臣官房政策課 企画専門職)、大西 洋さん(日本銀行 金融機構局 金融第2課 企画役)が出演。国産農林水産物等の需要動向と課題、国産農林水産物等販売促進緊急対策の中の農林水産物の販路の多角化推進事業、「ぐるなびFOODMALL」、「#元気いただきますプロジェクト」について解説した。



 「企業版ふるさと納税」では、永渕 智大さん(内閣官房 まち・ひと・しごと創生本部事務局 内閣府地方創生推進事務局 参事官補佐)が出演。地方公共団体が行う地方創生の取組みに対する企業の寄附について法人関係税の税額控除の拡充・延長、認定団体数の推移・寄付実績、大臣表彰事例のほか、企業版ふるさと納税(人材派遣型)のスキームなどについて解説した。



 「コロナ禍における資本性劣後ローンの活用」では、山口 賢治さん(日本政策金融公庫 国民生活事業本部 創業支援部 ベンチャー支援グループ グループリーダー)が出演。新型コロナ対策資本性劣後ローン(中小企業事業国民生活事業)の概要、利用イメージ(新事業型、再生型、事業継続型・事業展開型)について解説した。続いて、田中 順也さん(商工組合中央金庫 危機対応業務部 参事役)が出演。なぜ資本性劣後ローンなのか、コロナの影響による業況悪化の状況に対して、キーワード「事業計画と民間金融機関の協調支援」の重要性、事例について解説した。



 「GビズID(法人共通認証基盤)の機能等について」では、布山 剛さん(経済産業省 商務情報政策局 総務課 情報プロジェクト室 室長補佐(併)大臣官房 デジタル・トランスフォーメーション室)が出演。GビズID(事業者向け行政手続システムに1つのID・パスワードでログインできるようにするシステム)の概要、利用イメージ、利用可能な手続き一覧について解説した。

 会場協力として、川島 興介さん(日本土地建物 事業戦略部 係長)が出演。オープンイノベーションオフィス「SENQ」の紹介と官民共創促進に向けた今後の取組みについて解説した。

 ◎中原 義人さん(静岡県裾野市産業振興課)よりイベントの告知が行われた。
  【告知】第1回しぞー会(オンライン)(2020年12月13日(日)開催)


 それぞれの説明後、関心のあるテーマに分かれ、テーマ毎のグループディスカッション(20分 × 2回)が行われた。



 クロージングは、日下 智晴さん(金融庁 地域課題解決支援室長)が出演。金融機関にとって旬なテーマを取り上げ、意見をいただくと共に、オンラインによって同時並行的な参加が可能になる中、より多くの場所に参加いただき、さまざまな議論を盛り上げて欲しいと語った。



 各省庁と協力し、地域金融機関、自治体の熱い想いを持つ職員有志と各省庁の実務担当者とをつなぎ、ダイアログ(対話)を通じて各省庁の施策の理解を深め、施策浸透の促進を図る取組み/地方創生応援企画、ちいきん会 スピンオフ「霞が関ダイアログ ONLINE 2 Days」。これからの活動と展開に注目したい。

(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )




00:51 | 写真:金融・IT業界向け




 

【免責事項】
サイト掲載情報の正確性、および完全性については最善を尽くしておりますが、その内容を保証するものではございません。また利用者が当サイト、およびサイトに関連するコンテンツ、リンク先サイトにおける一切のサービス等を利用されたことに起因、または関連して生じた一切の損害(間接的、直接的を問わず)について、当社、当サイト、投稿者および情報提供者は一切の責任を負いません。

Copyright © 2010- GoodWay Inc. All rights reserved.