家計収支は、現在の日本経済を考える上で最も重要な構成要素の一つでありますが、その調査が困難であることは広く知られています。今回の連携により、個人からの同意を得た上で銀行口座の出入金やクレジットカードの利用履歴などを自動で収集することが可能となります。個人における調査協力への負担を軽減させることで、アンケートや家計簿を使用した従来の公的統計の限界に挑戦し、これまでにない金融データの構築と実現を目指しています。 本調査は、RICH(Realtime Income and Consumption of Households)プロジェクト*の一環として、日本学術振興会より科学研究費補助金の助成を受け、一定の条件を満たした資産管理アプリ「Moneytree」利用者の同意を得て実施されます。